【S16 レート1861】スタン軸+キョジオーン

【はじめに】

まずはS16お疲れ様でした。構築の完成度が不安なまま終盤ランクマに潜ってましたが、本シーズンからしばらくポケモンが出来るか分からない事、自分なりに考えて自己最高順位、レートを更新した上で最終日にもまあまあ勝てたので自分の為のメモ、そしてそれを共有した時に誰かの役に立てばいいなと思って記事を書いてみることにしました。(太字部分は後の自分の為)

 

【コンセプト】

パワーの高いポケモンを使う事で、自分のプレイングが下手でもパワーと噛み合いで押し切れるようにする。

・選出画面のキョジオーンで相手の選出を歪め、対面選出を通す。

・スタンパに対しての選出、動きであまり迷わないようにする。

自分が弱い事を自覚し、使うポケモン、そしてその型に自我を出さない。

 

【構築経緯】

1.自分の居る順位帯において、3/28辺りまではランド絡み、ハッサム絡みを中心としたサイクル構築が多かったが、それ以降徐々にスタンパが増えていると感じた為、そこに強いポケモンを考えたところ、突撃チョッキの4Wカイリューを中盤に使っていた際パオジアン、カイリュー以外に対して動きやすいと感じた為組み始めに採用。

2.次に対面性能が高く、単体でのパワーが高いと感じている甘える痛み分けカミがパオジアン、カイリューに強そうだと思った為採用。

3.初手ブリジュラスで荒らして展開する構築が苦手過ぎて自分で使ってみた際、初手に襷ラオスを合わせられる事が多かった為襷水ラオスを採用。

4.ランドやハッサム絡みを中心にサイクルを破壊してもらう為に剣舞電テラオボンパオを採用

5.対Big6において襷ラオスを初手に出した際ミラーで剣舞から入られると裏にまで膨大な負荷がかかる事が判明したため、それに変わる初手要員としてHB炎ポンを採用。

6.最後に見た目電磁波の一貫を切りたかったことと、シーズン中に4回当たったドーブルバトンにありえないほどストレスを溜めていたため、そこをガンメタ出来てかつ相手に崩しを強要して対面選出で潰す動きを取ることも出来る霊テラ鈍いキョジオーンを採用した。

 

個体紹介の前に申し上げておくとこの構築のポケモンの型は全て上位プレイヤーの型を丸パクリしています。というのもプレイングや構築作りの上手くない初心者が勝ちに行くなら型や構築を自分で考えるより既に結果を残してる並び(今回ならスタンパ)を軸に調整も既に結果を残している調整にした方が良い。もっと言うなら知識も経験も未熟な初心者が考えた調整より上位を何回も取ってるプレイヤーの調整をそのまま使った方が調整が活きる場面が多いと考えたためです。

 

【個体紹介】

カイリュー 勇敢H196A252B4C4D52

突撃チョッキ ノーマルテラス

くろこさんの調整丸パクリ。突撃チョッキによる対面性能の向上に加えて短いサイクル位なら回せるのが強かった印象。目の前のポケモンを対面突破した後に出て来るカミのムンフォを相手の想定外の特殊耐久からアイへで倒したりけた→流星で毒テラガチグマにテラス切らせながら倒したりと1体でとんでもないアドバンテージを生み出してくれた化け物。流石ポケモンSV。

 

ハバタクカミ  臆病H4B108C140D4S252

ブーストエナジー フェアリーテラス

うわっきーさんの調整丸パクリ。対特殊においてムンフォを連打しているだけで勝手に上振れて勝つこともあるのに物理に対して甘える+痛み分けで対面突破→また上から痛み分けで削るor上から甘えて裏の起点...みたいな動きでこのポケモンもリターンを稼ぎまくる化け物だった。あまりに高いSと一致テラスムンフォの火力でドカドカ殴ってくだけでも滅茶苦茶強かった。

 

ウーラオス 意地H156A252B100

気合いの襷 水テラス

りょんさんの調整丸パクリ。ブリジュラスが苦手過ぎて急遽入れたというのもありあまり上手く使う事が出来なかった印象。初手以外に置く選択肢をあまり取れなかった為選出率は低くなってしまったがパオジアンの聖剣の圧でテラスを吐かせた持久力ブリを水テラ水流で倒すなどの動きも取れたため、俺が下手なだけで凄いポケモンだったんだろうなぁって思ってる。

 

パオジアン 陽気H132A228B4D4S140

オボンの実 電気テラス

めろーるさんの調整丸パクリ。ランドアシレサイクルを使ってた際に入れたトドロクツキが相手の崩し枠であろうオーガポンだけでなく準速パオも上から貫けるのが偉く、実際それを採用してる相手も多かった為、それらを全てこのパオジアンで破壊した。対サイクル以外でもオボンの実+テラスタルで行動回数を稼げる為対面性能も高いが、ラスタルをしない場合一気にパワーが落ちるため選出する際はしっかりと試合展開を考えておかないといけない印象だった。

余談だが僕はこれまで最終日何回もパオジアンを使い、氷柱を外したり下手だったりでタコ負けしていたが、構築もプレイングもしっかり考えて取り組んだ結果、最終日は氷柱もほとんど外さなかった上、最終戦ではかなりの不利状況をプレイング+氷柱怯みで捲ることが出来、取り組みにパオジアンが応えてくれたのかなと思っている。ありがとうパオジアン。

 

炎オーガポン 腕白H212B236S60

竈の面 炎テラス

うわっきーさんの調整丸パクリ。HBと岩石アンコのお陰で殴り合いめちゃくちゃ強かった。とりあえず困ったら初手に選出しておくだけで大負けしないというのは対面構築を使う上でとても助かった。アンコールという技は相手の型やテラスにほとんど関係なく詰めのプランを組み立てたり出来るので構築に1枠は入れたいと思っている。

 

キョジオーン 慎重H252A4B60D156S36

食べ残し 毒テラス

めろーるさんの調整丸パクリ。9世代で僕が1番気に入ってるポケモン。この塩の化け物は無対策な選出をした相手をぐちゃぐちゃに出来、構築にいるだけで相手の選出を歪ませるほどのパワーと引き換えに、隠密マントや身代わりなど、相手の不意の持ち物や技で急に負けるため積極的に選出したいポケモンではないが、役割を絞った上で絶対に通る相手にだけ選出するという出し方をするとそのリスクを乗り越えて圧倒的なパワーを発揮することが出来ると思っている。受けループや小さくなるバトン等の、数は多くないが一定数居て、ガンメタしてしまえば簡単にレートが吸えるような構築に対して疲労を溜めるのは勿体ないので簡単にレートを吸えるようにしてしまった方が良いと考え、この化け物の圧倒的なパワーをそのような構築を吹き飛ばす為に使う事にした。(あまりに受けルやドーブルバトンに強過ぎて最終日ずっとこれらとマッチングする事を祈ってた。)

 

 

【感想】

アカツキガチグマの登場したレギュレーションE以降自分が1番勝てる戦術だったサイクル軸が動かしにくくなっていて、それから半年程の間ずっと対面構築を練習していたため、ようやくその対面構築で自分の中で良い記録を出せて本当に嬉しい。スタンパもそうだが、色々なポケモンを触っていたお陰で相手にした時の対処法を学んだり、構築を考える際に使い慣れているポケモンで固める事でプレミを予防するといった事がやりやすくなったりしたので、やはり色々なポケモンに触れるというのは大事な事なんだというのを痛感した。

後弱いやつが何言ってんだって思われるかもしれないけど運が下振れて負けたみたいな試合、いわゆる運負けの試合って怒りたくなる気持ちも分かるし実際俺もめちゃくちゃ怒るタイプの人間なんだけどそういう試合のほとんどは構築とかプレイングにダメだった部分があって運に左右されざるを得ないような展開になってるだけだと思ってるから本来はキレるのもちょっとズレた行為なんじゃないかと思ってる。(特に俺とかの初心者はどうにか出来る運負けとどうしようもない運負けの区別は正しく出来ないわけだし)そしてそれを意識して運負けを運負けで終わらせずどうしたらその展開にならないかを構築段階から考えたりそういう試合も含めて状況、場面を正しく認識してその時の回答を1個1個挙げてどうするのが最適だったかと試合の反省を繰り返した結果スタンパでレート溶かしまくって40000位とかまで落ちてたような自分でも成長はして1900位くらいにはなったからこのゲームで勝ちたいと思うなら運ゲー、運負けと簡単に済ませずちゃんと突き詰めて考え抜かないとこのゲーム強くなれないと思ったし、運ゲーに見えたこのゲームが実は実力ゲーなのではないかと気付いた瞬間の面白さは半端じゃない。